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エビングハウスの忘却曲線に関する誤解と暗記方法について

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受験生の皆さん。暗記は得意ですか??

受験は暗記が全てといっても過言ではありません。

当ブログを読んでくれている私立文系志望の学生は特に暗記が重要です。

英単語・古文単語・年号など、覚えなければならないことは枚挙にいとまがありません。

 

暗記が得意であることは受験勉強を圧倒的に有利に進めます。

「暗記じゃなくて理解することが大事です。」などと言う人もいますが無視してください。

理解してもそれを覚えていなければ意味がないことを、そういうことを言う人は失念しています。

 

 

ではどうすれば効率よく・確実に暗記することができるのでしょうか。

それは、何度も繰り返す。ことです。

また当たり前のような回答になってしまいましたが、これが事実です。

繰り返す意外に道はありません。

※一部の天才は除く。

 

なぜ何度も繰り返すしかないのか、順に説明していきます。

 

エビングハウス忘却曲線

暗記の話になると必ず登場するワードがあります。

エビングハウス忘却曲線です。

受験勉強をしていると誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

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こちらの曲線ですが、どのように理解していますか。

「1日後に暗記できている量が○○%、2日後には○○%・・・」

というように理解しているでしょうか??

それは誤りです。けっこう勘違いして理解している人が多いです。

 

エビングハウス忘却曲線が表しているのは、

「節約率」という概念です。

節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶しなおすまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合です。

(節約率)=(節約された時間または回数)÷(最初に要した時間または回数)
(節約された時間または回数)=(最初に要した時間または回数)-(覚え直すのに要した時間または回数)

例えば、最初にritを覚えるまでに10分を要し、20分後に覚え直すと約4分を要したとする。この場合、覚え直すのに最初と比べ、6分節約したことになる。すると節約率は 6(節約された時間)÷10(最初に要した時間)=0.6= 60% となる。

また、最初にpekを覚えるのに40回の書き取りを要し、1時間後に覚え直すのに22回要したとする。この場合、最初に比べ、18回分節約したことになる。すると節約率は 18(節約された回数)÷40(最初に要した回数)=0.45= 45% となる。

注意すべき点は、このグラフは節約率を表しているだけに過ぎず、記憶量を表しているわけではないということである。つまり、20個の単語を覚え、24時間が経過すれば、そのうちの74%に相当する15個の単語を忘れている、というわけではないということである。

 Wikipediaより引用

簡単にまとめると、

何回も繰り返すとどんどん復習が楽になっていく。

ということです。

 

短期記憶と長期記憶 

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人間の記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。短期記憶というのは、言葉の通り短期間だけ保有している記憶であり、一時的な保管場所の様なものです。

短期記憶は時間の経過や新たな情報が入ってくることですぐに忘れられてしまいます。昨日の晩御飯が思い出せなかったりするのは短期記憶だからです。

一方で長期記憶は脳が「ヨシっ!ちゃんと保存しておこう!」と判断した情報を記憶するときに使われるものです。

では脳は何をもって長期記憶を判別しているのでしょうか。それは「その情報が重要であること」に他なりません。

その情報が重要かどうかを判断する基準は、脳に送られる刺激の強さや回数によって決まります。

何度も刺激が送られれば、脳は勝手に「ああ、これは重要な情報なんだな」と判断して、それを「長期記憶」として保存しようとします。

もうお分かり頂けているかと思いますが、

そう、何回も繰り返すしかないのです。コツなんてありません、とにかく同じ情報を何度も脳に送るのです。そうすれば自然と長期記憶に保管されます。

これだけ聞くと大変そうです、同じことを何回も繰り返すのは非常に時間がかかりそうですね。。。あれ、けどエビングハウス忘却曲線ってありましたね。

そうです、何回も繰り返すとどんどん楽になっていくのです。

たしかに最初は時間がかかって大変かもしれません。しかし、何回も繰り返していくうちに楽になってきます。これは私も受験時代に感じていました。1回目よりも2回目が、2回目よりも3回目が、というように、どんどん負担が減っていったのを覚えています。

 

 

以上のことをまとめると、

受験生の皆さん、とにかく復習あるのみです!!

気合です。(精神論)

頑張ってください!!