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【大学受験日本史】日本史の勉強法 | 偏差値80も夢じゃない!?基本の基本

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 たかが日本史、されど日本史。

文系学部を受験する高校生で、日本史を選択している人は多いのではないでしょうか。

今回は日本史の勉強法を紹介したいと思います。

※世界史選択の方にも役立つはずです。

 社会科目を侮るなかれ

受験業界の風潮なのか、社会科目を侮っている人が多いです。受験生もそうですし、学校の先生方も社会科目を二の次、三の次と考えている人のなんと多いことか。確かに、英語・数学といった主要科目と比較したら重要度は落ちますが、だからといって侮っていい科目ではありません。

「社会科目は夏以降で問題ない。」

「他の科目に比べて大して差がつきにくい。」

こんなセリフ聞いてことありませんか。決して鵜呑みにしないでください。どちらも全く現実を見ていない意見であり、信憑性ゼロです。

日本史・世界史を勉強している人は身をもって実感しているでしょうが、夏が終わってから初めて間に合うほど生易しい量ではありません。余程低い大学を目指していない限り、その範囲は膨大です。また、差がつかないなんてはことあり得ません。センター試験の日本史の平均点は約60点ですし、河合塾の記述模試の平均点は約50点です。皆さんが侮っている社会科目の平均点が5,60点です。こんな平均点が低いのに「差がつきにくい」と本当に言えるでしょうか。

社会科目は余裕だと思うのはやめましょう。しっかりと勉強しなければならない科目だということを自覚してください。

 

 日本史の勉強の基本

英語と同様に日本史にも勉強の基本が存在します。

下記3つのポイントは必ず抑えておきましょう。

①反復&反復&反復

やはり反復が重要です。

勉強の基本は復習にありますし、特に日本史のような暗記科目は復習が命です。何回も復習することでしか暗記することはできません。何回も繰り返せば必ず暗記することができますし、やった分は必ず成績に直結します。他の科目と違い、努力が確実に反映されるのが日本史(社会科目)です。

ただ、日本史は受験が終わるまで完成することはありません。学習しようとすればかなり深くまで勉強することができますし、結果的に深堀していくことが好成績に繋がるので、「ここまで覚えたから終わり」という概念はありません。

受験本番を迎えるまでとくかく反復しましょう。

 

②SO WHATとWHY SO 

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少しカッコつけてしまいましたが、日本語に直すと、

「だからどうした?」と「なぜそうなる?」となります。さらに分かりやすく四字熟語で表すとしたら「因果関係」です。

この2つのワードは日本史を学習する上で超重要です。むしろこの2つのワードを意識しないで日本史に取り組むことは愚かでしかありません。

歴史というものは言ってしまえば「ものの変遷」です。そしてその変遷には必ず因果関係が存在しています。理由もなしに物事が変化することなどあり得ず、世の中はそれぞれの因果で結び付いていると言っても過言ではありません。

日本史を勉強する際は常に「なぜその出来事が起きたのか」「その出来事が起こった結果どうなったか」を意識してください。これを意識するだけで通史への理解度が格段に変わってきます。

授業はSO WHAT方向

なぜ私がこれ程強く因果関係を大事にして欲しいと言うのか、そこには理由があります。それは、皆さんが日頃受けている日本史の授業がSO WHAT方向にしか進まず、潜在的にそう学ぶものだと刷り込まれているからです。

授業で学ぶ日本史というのは、必ず過去から未来に向けて進んでいきます。それもそのはずで、時間というのは過去から未来に向けて流れていくものであり、流れに従った方が時系列的に違和感なく勉強することができます。そのため、歴史は過去→未来の方向で勉強するものだと刷り込まれていますし、取っ掛かりやすいのも事実です。

過去→未来への勉強は、未来に向かって何が起きていくかを勉強することと同義であるので、どうしてもSO WHATの意識が強くなり、SO WHYの意識が弱くなってしまいます。しかし、どちらも大事です。自分で勉強する際は、未来→過去に向かう意識も持たなければなりません。

 一見無秩序に見える通史も、ひとつひとつの出来事には必ず理由があり、結果が付随してきます。両面を把握して初めて正しく理解することができるのです。

 

③多方面からアプローチする

歴史は様々な角度から勉強することができます。

何が原因ったのか、誰が中心となったのか、どこで起こったのか、史料にはどのように記述されているのかなど、ひとつの出来事を取り上げたとしても多様な視点で捉えることができます。

いつも同じ角度から勉強していると、違う視点で捉えた問題には対応することができません。そもそも同じような視点で出題されることなどほとんどありません。

日本史を勉強する際は手元にある参考書を駆使して、出来事を多方面から捉えるようにしましょう。

 

日本史4種の神器

日本史選択の受験生が必ず持っていなければならない神器があります。

持ってない場合は今すぐに入手してください。

日本史B教科書

基本的に「流れ」は教科書で掴んでいくことになります。教科書を毛嫌いしている受験生は多いですが、今すぐ教科書を大好きになりましょう。センター試験程度の問題だったら100%教科書の範囲内から出題されますし、早慶レベルでも教科書を隅まで読んでいれば突破することができます。

日本史B用語集

教科書の補足です。いくら教科書が最強といえども、分量には限界があります。それを補足してくれるのが用語集です。個人的な感覚ですが、4種の神器の中で最も所有率が低いのが用語集です。悔い改めましょう。ちなみに、偏差値が上がるにつれて用語集の所有率が上がります。嘘ではありません。

図説 日本史

教科書とセットで学校で配布されるのではないでしょうか。写真や地図が豊富に掲載されている冊子です。日本史を多面的に捉えるためには図説は非常に役に立ちますし、単純に読み物としても面白いです。文化史を勉強する際に真価を発揮します。

史料集

皆さんが獲得している知識は全て史料が基です。それぞれの時代に残された史料を専門家が解読して初めて時代背景や出来事が分かります。こちらも多面的に捉えるのに役に立ちますし、大学側は史料問題が大好きなので、勉強していると点数に直結することが多いです。

 

こちらの史料集があればあらゆるレベルに対応することができますが、無機質すぎてやる気を失うという方は東進から出ている史料問題一問一答でも大丈夫です。

最後に

これらの基本を遵守してください。私自身、受験生の時はこれらを意識しており、良い結果を得ることができました。特別な才能があったわけではありませんが、日本史の偏差値は70を切ったことはありません。皆さんも必ずできます。