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大学受験における模試の役割・重要性

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大学受験をするときには、必ず「模試」を受けることになります。

模試は自分の実力を測ることができ、その後の勉強に役立ちます。

とは言っても、わざわざ受験会場に行かなきゃいけないし、いい成績をとれるか分からないし、模試を好き好んで受ける人はなかなかいないでしょう。

貴重な日曜日が潰れるので、私も受験生の時は模試が好きではありませんでした。

高校三年生のときは全部で9回?模試を受けた気がします。

そもそもなぜ模試が重要なのか

「模試は重要だから受けなさい」「なんで模試受けなかったの」と学校の先生、塾の先生は口を酸っぱくして言い続けます。うるさいなあと思っている受験生も多いことでしょう。その気持ちは非常に分かります。

だって実際のところ模試を受けるのはめんどくさいですからね。

ただ、模試は皆さんが思っている以上に重要です。先生方も悪気があるわけじゃないんです、許してあげてください。

模試が重要な理由は大きく分けて2つあります。

①自分の現在地が分かる

模試はその時点での自分の実力を測ることができるから重要である。

これはよく言われることなので皆さんも理解しているのではないでしょうか。

日頃普通に勉強しているだけでは自分がどのくらいの実力を持っているか分かりません。

いくら問題集が解けてもそれは問題集にしかすぎず、本番とは似て非なるものです。

模試というぶっつけ本番の、慣れない環境で受けて初めて本当の自分の実力が分かるのです。

さらに模試の良いところは順位が明確に出るところですね。

総志望者数、都道府県内受験者数、既卒受験者数、志望校受験者数など、明確に人数と順位が出ます。

普段の高校だと、どんなに多くても1学年500人、1000人でしょう。その中で良い成績をとって、悪い成績をとって一喜一憂していても感覚が狂ってしまいます。

受験生は全国に何十万といます。その何十万といるなかで戦わなければならないのです。高校の中の順位なんてどうでもいいのです。井の中の蛙大海を知らずとはまさにこのことです。校内で10番以内に入っていても全国で、志望校別で下位だったら何の意味もありません。

模試は明確に、客観的に、自分の「位置」を知ることができるのです。上には上がいることを知りましょう。

②勉強のペースメーカーになる

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模試という本番があるからこそ、そこまでに何を勉強しておくのか、どこまで勉強しておくのか考えることができます。

部活をやっている方なら分るでしょうか、基本的に大会に向けて練習・調整をしていきますよね。大会という目標があるから、そこから逆算して練習することができます。

受験も全く同じです。模試があるからこそ、日々の勉強に緊張感を持って、計画的に進めることができるのです。

さらに、実は模試にも出題範囲があるってご存知ですか??皆さん意外と知らないのではないでしょうか。

完全にランダムに出題している様に見える模試も、出題範囲は決まっているのです。

さすがに英語・国語・数学は決まってないですが、理科・社会は範囲が決まっていることが多いです。もちろん、回を追うごとに範囲が広くなっていき、最後は全範囲ということになります。

出題範囲が毎回決まっているということは、毎回その範囲を完璧にしていけばいいということになります。

これほど良いペースメーカーはありません。

1年に何回受ければいいか

模試の重要性をお分かりいただけたでしょうか。

では一体1年間に何回ぐらい模試を受ければいいのでしょうか。

高校1年生、2年生は1年間に3回受ければ十分でしょう。最悪受けなくてもどうにかなります。学校で受けさせられることもあるでしょうし、さすがに0回ということはないでしょうが。

高校3年生は1年間に10回を目標にしましょう。

10回と聞くと多いように感じるかもしれませんが、意外と達成できるものです。

河合塾を例にとると…

第1回全統記述模試

第1回マーク模試

第2回全統記述模試

第2回マーク模試

第3回全統記述模試

第3回マーク模試

全統センター試験プレテスト

このように、普通にしていても7回は受けることになるでしょう。

駿台でも、ベネッセでも同じように模試があると思います。

これに加えて志望校別のプレ模試を受ければ10回は達成できます。

なぜ10回を目標にしてほしいかというと、1月のセンター試験本番までに毎月受けて欲しいからです。高校3年生の4月から12月までの9か月間、可能であれば毎月模試を受けて欲しいです。

現実的には毎月ではないでしょうが、そのくらいのペースで受けることに意味があります。およそ1ヵ月に1回「試合」を経験しておかないと実践経験が狂います。2ヵ月空くと感覚を忘れます。

さらに、その都度自分の現在地を確認しないと勉強の方向性がおかしくなってしまいます。1ヵ月でおかしいことに気付けば十分修正が可能ですが、2カ月だとなかなか修正は難しくなってしまいます。

それと、予備校の先生方が汗水垂らして作成した問題集を定期的に手に入れられるのも美味しいですしね。

どこの模試を受けるべきか

どこの予備校の模試を受けるのが良いでしょうか。

もう例に挙げてしまったのでばれてしまっていますが、私は河合塾の模試をお勧めします。もちろん、駿台でもベネッセでも問題はないのですが、可能であれば河合塾の模試を受験しましょう。

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①母数が大きい

河合塾の模試は年間で延べ300万人以上が受験します。

データというものは母数が多いほど信頼性が高まります。特異なデータがあってもその数値に引っ張られにくくなります。

つまり、より正確に自分の現在地を把握することができるのです。偏差値、合格判定の正確性が高まりますね。

偏ったデータの中では現在地を正確に把握することができません。

河合塾より受験者数が多い模試はないと思います。

②良い意味で普通

河合塾の模試は良い意味で普通です。The ノーマルといった感じです。

これは貶しているわけではなく、褒めています。

河合塾の模試は母数が多いからか、問題のレベルが標準的です。

ベネッセは全体的に簡単ですし、駿台は全体的に難しく作られています。

河合塾の模試は簡単な問題も、難し問題も含まれていますが、極端なレベルの問題はありません。いわゆる悪問と呼ばれる類の問題は見たことがありません。

標準的な難易度だからこそ信頼性が高いのです。

河合塾の回し者ではありません。

 

模試の重要性について書いてきました。

具体的な模試の取り組み方や復習方法については今後どこかで書きたいと思います。

とりあえず受験生に皆さん、特に高校3年生の皆さんは模試をうまく活用して合格を掴みましょう!!