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大学受験で合格するために最も大事な心構え

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大学受験において何よりも大事な心構え・意識は

受験できる環境に対する感謝 です。
この意識が欠如している受験生が多すぎます。

周囲が負担してくれている現実

高校生活に伴う負担

いま高校に当たり前のように通学していると思いますが、
皆さんに質問です。そこで発生している費用はだれが負担していますか??
以下、高校生活に必要な費用の平均です。

東京都の場合、公立高校は受験料が2200円、入学金が5650円、年間授業料が11万8800円(月額9900円)かかる(平成29年度)。
私立高校の平均は、受験料が2万2417円、入学金が25万26円、年間授業料が44万8862円(月額約3万7405円)かかる(東京都生活文化局「平成29年度都内私立高等学校(全日制)の学費の状況」より)。
また、3年間の授業料以外の学校教育費(学校納付金、修学旅行・遠足・見学費、通学関係費など)が、公立で70万5291円、私立で144万4806円。3年間の学校外活動費(学習塾や習い事の費用など)が、公立で50.4万円、私立で76.9万円(文部科学省平成26年度『子供の学習費調査』の結果について」より)かかる。
合計すると、公立で約157万円、私立で約383万円かかることになる。
https://zuuonline.com/archives/161404から引用

公立高校は3年間で157万円ということなので年間平均でおよそ50万かかります。
50万円稼ぐためには何時間働かなければならないでしょうか。ちょっと計算してみましょう。
アルバイトの時給を1000円と仮定すると、50万円÷1000円なので500時間ですね。
500時間ということは62.5日働かないとなりません。(1日8時間として算出)
皆さんはそんなに働いて手に入れたお金を誰かのために全額使えますか??
それを皆さんのご両親は何も言わずに払ってくれています。

日常生活に伴う負担

次の質問です。あなたの身の回りはだれが支えてくれていますか??
あなたが着ている服はだれが洗濯していますか。毎日洗濯したてのシャツを着られるのはだれのおかげでしょうか。
あなたが毎日食べている朝食・昼食・夕食はだれが作っていますか。
あなたの部屋にあるものは全て自分で買ったものですか。
一部の例外を除き、全て皆さんのご両親が支えてくれているはずです。

さらに質問です。あなたは社会の役に立っていますか??
なにか社会に貢献するようなことはしていますか。
学生という身分で守られていますが、守られるに値することはしていますか。
どちらもNOです。
社会は皆さんの未来に期待しており、逆に皆さんは社会という枠組みに支えられています。

 

気が付いて頂けましたか。
受験生、つまり高校生は周囲の環境におんぶにだっこ状態なのです。
そうじゃない人もいるでしょうが、ごく少数だと思います。
普段生活している限りでは上記の様なことを意識することはないでしょう。
意識していないが故に、ご両親に対して「うざい」「うるさい」と悪態をついたり、悪ぶってみせたりします。
思春期真っただ中ですので当然とも言えますが、クソダサいです。

 最後に

以前TBS系列で放映された『林先生が驚く初耳学』にて
「教え子のモチベーションを上げるためには?」という質問が出たところ、
林先生は以下のように回答していました。

嫌なら辞めなさい。勉強は贅沢なんだから。
世界中には勉強したくても家が貧しく、働かなければならない子もたくさんいる。
にも関わらず目の前の学生は、両親が面倒を見てくれて、学校に行かせてくれるだけではなく、高い塾の授業料まで払ってくれるという恵まれた環境にいる。
それなのにやる気にならない。
自分がいかに恵まれているかも分からない人間が、勉強したって意味ないでしょう。だったらもう辞めなさい。嫌ならやめなさい。

私が伝えたいことを代弁してくれています。

若いうちは、こうしたことに気が付きにくいのも事実です。
ただ一旦気が付くと、意識を持つようになると多少なりとも行動が変わってくるはずです。
当たり前のように受験ができるという状況に感謝しましょう。