塾「必要・不必要」論争
塾に通うべきかどうか。
おそらく幾度となく繰り返されてきたテーマではないでしょうか。
ある人は「塾なんて通うだけ時間の無駄だ」と言い、
一方で「塾を信じた方がいい」と言う人もいます。
結局のところどちらがいいか悩んでいる受験生も多いはずです。
果たしてどちらがいいのでしょうか。
早速ですが結論から申し上げますと、
その人が好きなようにすればいい。です。
身も蓋もないことを言って申し訳ないのですが、本当に個人の自由です。
どちらでも合格すればOKですから。
ただこれだと悩む人悩み続けてしまうだけなので、どういう人は塾に行った方がよくて、どのような人は塾に行かなくていいか、ということを私なりに論じていきます。
ちなみに私は塾に通わず独学で勉強しました。
塾に行った方がいい人
塾に行った方がいい人は3パターンに分けられます。
公立高校に通っている人
公立高校に通っている人は基本的に塾に行った方がいいです。
※ハイレベルな公立高校は例外です。
理由は2つあります。
授業のペースが遅い
公立高校の授業進度は受験生にとって良いものではありません。特に、私立文系の大学を志望している受験生にとって社会科目の進度が遅いのはかなり致命的です。3学期で全部終わるようなカリキュラムでは、私立で先に進んでいる受験生と戦えません。社会科目は塾で先取りして進めた方が楽です。
英語・国語に関しては好きなようにすればいいと思います。英文法や古典文法の進度が遅いのであれば塾で先取りするのがベターです。
設備が良くない
勉強する環境は重要です。汚いところで勉強するより綺麗なところで勉強した方が捗るのは間違いありません。
自習室など、学習環境を整備している公立高校は少ないと思います。
自習室を利用するためだけに塾に通うのはありありです。
進学先のボリュームゾーンより高い大学を志望している人
皆さん自分の高校の進学先情報を見てください。
合格者数が多いところがボリュームゾーンです。
そのボリュームゾーンより高いレベルの大学に行きたいのであれば塾に通った方がいいです。
その高校で授業を受けて勉強すると、ほとんどの人が同じようなレベルの大学に合格する。これは当たり前のことです。高校がそういう指導をしているからです。
ですので、より高いレベルの大学を志望している受験生は塾に通い、学校の授業よりレベルの高い授業を受けた方がいいです。
塾に行かなくてもいい人
ハイレベルな高校に通っている人
県内・都内でもトップクラスの高校に通っている人は必要ないです。
そのような高校は学習環境が整っている場合が多いですし、ポテンシャルも非常に高いので塾に通うよりも自分で勉強した方が効率的です。ただ、ハイレベルな高校の中でも浪人を前提としているところは要注意です。
精神力が強い人
いきなり精神論になってしまって申し訳ございません(笑)
精神的に強く、自分を律することができる人は塾に行く必要はありません。
行く必要がないというよりも、自然と独学できちゃうと思います。
以上、塾に行った方がいい人・行かなくてもいい人を整理してきましたが、あくまで個人的な見解なのであとは皆さんの判断です。
どちらにせよ、なぜ塾に行くのか・なぜ塾に行かないのか明確にするのは重要です。動機があいまいなままフラフラしているのが一番危険です。しっかりと自分なりの意見を持って最終的な判断を下しましょう。