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【大学受験英語】勉強を始める前に知っておくべき重要なポイント

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英語が得意だと大学受験においては圧倒的に有利です。
この事実はほどんどの受験生が気付いているはずです。
私も受験生の時は「英語できればどこでも受かるじゃん」とか思ってました。
ただ、なぜ有利になるのか、その理由に気付いている受験生は多くありません。

英語が得意であることのメリット

①他の科目より配点が高い

過去問を見たことがある人、見ている人はお気付きでしょうが、英語は他の科目より配点が高く設定されていることが多いです。受験において英語という科目は重視されており、その配点も高く設定されています。特に文系学部では、他の科目より英語の配点が高い大学が多いです。

早稲田大学政治経済学部
外国語(英語) 90点
国語 70点
地歴または数学 70点 

 

慶應義塾大学経済学部
外国語(英語) 200点
地歴または数学 150点
小論文 70点

 

立教大学経営学
外国語(英語) 150点
国語 100点
地歴または数学 100点

このように、文系学部では明らかに英語が重視されています。英語が得意であれば多くの得点を稼ぐことができます。極端な話、英語で満点とってしまえば合格は間違いないです。他の科目がダメダメだったらさすがに不合格になってしまいますが。1点で合否が左右される受験において、より多くの得点を稼ぐことは必須です。逆に英語ができないと、他の科目を頑張っても合格最低点に届かないなんてことも…

②得点力が安定する

一度英語ができるようになると非常に楽です。
ある程度の長文が読めるようになればそのレベル以下の長文は必然的に読めますし、急に読めなくなった、なんてことはほぼ起こり得ません。
安定感が半端じゃないので、他の科目にムラがあってもカバーすることができますし、安定感があると心のよりどころ・精神安定剤的な役割も果たしてくれます。
苦手なら安定してボロボロ、得意なら安定して高得点、それが英語です。 

③他と差をつけやすい

塾で何人も生徒を見てきましたが、大半の生徒は英語が苦手でした。むしろ得意にしてた人なんていたかな?と考えてしまうぐらいに受験生は英語が苦手です。単語・文法・英作文など、分野ごとに必要な知識や能力が多いのが受験生を悩ませているのかもしれません。また、中学から6年間授業があるせいなのか、どこかで苦手意識を持ってしまうとなかなかその意識を克服することができないのでしょう。
ただ、大半の受験生ができないということは、できる人は非常に有利ということです。英語が得意な人は苦手な人をバッサバッサとなぎ倒していけます。マリオのスター状態といっても過言ではありません 

 英語は長文読解が全て

では英語が得意、得点源にするためには何ができればいいのでしょうか。
答えは簡単です。「長文読解」です。
受験英語は長文の読解力が全てです。
なぜなら、受験で出題される形式のほとんどが長文だからです。稀に文法ばっかりのところもありますが、例外です。長文が全て読めてしまえさえすれば勝利確定です。すらすら読めてしまえば全ての問題を解くことができます。長文問題が解けないというのは結局のところ長文を読めてないだけです。あのセンター試験でも長文が半分以上を占めていますし、難関校では全部長文のところもあるかと思います。

では長文ができれば文法はできなくていいのでしょうか?
英作文はできなくていいのでしょうか?答えはもちろんNOです。できなくていいわけがありません。「じゃあ結局長文以外もやらなきゃいけないじゃん」「長文が全てじゃないじゃん!嘘つき!」といった声が聞こえてきますが、長文が全てだからと言ってそれしかやらなくていいわけじゃないので誤解しないでください。

長文をスラスラ読めるようになるためにはその土台が盤石でなければなりません。長文読解は「総合力」です。単語・文法といった土台が盤石でなければ長文を読むことができません。現代文で皆さんが文章を読むことができるのは、日本語の単語・文法を理解しているからです。

つまり英語長文を滑らかに読むことができる=単語や文法などの土台がしっかりしている=総合的に点数を取ることができるということです。
もう一度繰り返しますが、受験英語は長文読解が全てなのです。

 各分野の順番

上述したように長文読解を得意にするためにはその土台作りが重要です。土台がしっかりしていればなんとかなります。そしてその土台を作る上で間違えはいけないのが各分野を勉強する順番です。

単語&文法⇒解釈⇒長文

基本的にこの順番でなければ意味がありません。モーセ十戒に加えられるぐらい大事です。もちろん、厳密には並行して勉強する部分もありますが、長文→解釈→文法→単語といったおかしな順番にだけはならないように気を付ける必要があります。 

まず、単語(・熟語)が分からないとお話になりません。受験英語は単語に始まり単語に終わると言ってもいいほど、単語が重要です。ちなみに、 ここで熟語を()にしているのは、単語よりも優先度・重要度が低いからです。全くやらなくていいわけではありません。 英語が苦手だと言う受験生の大半は単語帳を完璧にしてません。単語すら完璧になっていないのに長文なんてまともに読めるわけがありません。

 次に文法です。ルールを知らずに自分の知らない領域に立ち入ろうとすることほど愚かなことはありません。サッカーで手を使ったらダメですよね。バスケもボールを持って3歩以上歩くのはダメです。スポーツと同様に言語にもルールがあります。ルールを知っていないとその土俵に上がることすら許されません。

単語→文法とキチンと進めればその時点で偏差値は優に50を越えるはずです。60に届いてもなんらおかしくありません。英語の偏差値が55に届かない方は単語・文法のどちらか、もしくは両方が欠如しています。この二つを固めてようやく解釈→長文と次のステージに進むことができます。

 最後に

英語の成績が低迷して困っている。そんな時はひたすら単語と文法を完璧にしてみてください。それだけで成績は変わってきます。つべこべ言わずとにかくやればいいのです。土台がないから英語が伸びないのです。単語・文法・解釈・長文それぞれの勉強法については今後記事にしていきたいと考えています。