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【大学受験英語】英単語の勉強法 | 必ず抑えるべき3つのポイント

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全ての受験生がクリアしなければならないこと。それは英単語の暗記です。

英単語は避けて通れません。英語力の土台となるのは英単語であり、英単語をどれだけ覚えているかが非常に重要です。

英単語の勉強法を紹介したいと思います。

英単語学習の基本の基本

まず英単語を暗記するにあたっての基本の基本、大前提となるポイントを3つ+α紹介します。ここを抑えてないと遠回りすることになってしまうので注意してください。また、抑えておくポイントはこれだけで十分です。いろいろと勉強法やテクニックが紹介されていますが、全部取り入れていたら埒が明きません。シンプルイズベストです。

最低1日100語ペース

1日に最低でも100語の英単語を学習しましょう。

1日10単語、20単語ずつ完璧にしていくような進め方をしている人を頻繁に見かけますが、死ぬほど効率が悪いので今すぐ止めましょう。人間は忘れる生き物です。その日に10単語完璧にしたとしても次の日には半分は忘れています。そんなペースでは永遠に英単語をマスターすることはできません。例えば、1日10単語だと『ターゲット1900』を終わらせるのに190日も費やしてしまいます。190日も費やしたところで果たしていくつの単語を覚えているでしょうか。

初めから「学習してもどうせ忘れる」と割り切ってください。余程の天才じゃない限り1回学習しただけでは覚えられません。ですので、1日10単語を完璧にするのではなく、1日100語程度を学習した方が圧倒的に効率が良いです。1日100語ずつ進めれば、『ターゲット1900』であれば19日で1周できます。決して毎日100語完璧に覚えろと言っている訳ではないので気を付けてください。それは無理です。

始めたばかりの時は少々辛いかもしれません。1日100単語学習するなんてなかなかハードですからね。ただ、慣れるとどんどんスピードがアップします。結局のところ人間は慣れてしまえばたいていのことはできてしまいます。

市販の単語帳が2000語程度掲載されていることを鑑みれば、1日100単語というのはかなり妥当な数字だと思いますが、あくまで目安なので200語やっても構いません。他の教科との兼ね合いを考えて各自最適な量を決めれば良いと思います。

反復&反復&反復

とにかく反復あるのみです。

よくある質問に「単語帳は何周すればいいですか?」というのがありますが、そんなの「全部覚えられるまで」としか答えようがありません。何周すればいいのか、それに対する明確な答えなど存在しません。全部覚えられるまで何周でも繰り返せばいいのです。私は受験期に同じ単語帳を最低でも10回は繰り返しました。単語の暗記は退屈で飽きてきますが、ここを乗り切らないと絶対に英語の成績は伸びません。

2000語掲載されている単語帳があるとして、1日100語のペースで進めれば20日で1周を終えることができます。2周目も同じペースで進むと40日で2周することができ、60日で3周することができます。これはあくまで1日100語のペースで学習した場合ですが、実際はもっと早く反復することができます。先ほども述べましたが、人間は慣れる生き物なので、繰り返していくうちに1日でこなせる量がどんどん増えていきます。要領さえ掴んでしまえばすぐに1周することができるようになります。

そうして何回も何回も繰り返していくうちに、ようやく身に付けることができます。根気が必要ですが、ここをやらないと始まりません。

復習するタイミング

とにかく反復しろと言いましたが、反復するにしてもそのタイミングが重要です。

特定の範囲を学習したら、+1日目と+8日目に同じ範囲を学習しましょう。

例えば、6月1日にNo1~100まで学習したとしたら、6月2日に再度No1~100を、6月9日にさらにもう一度No1~100を学習するということです。

繰り返しになってしまいますが、人間は忘れる生き物です。悲しいことに、何か新しいことを覚えても一瞬で忘れてしまいます。しかし、一瞬で忘れてしまっても、一定のタイミングで思い出すことによって効率的に物事を覚えることができます。詳しくはエビングハウス忘却曲線についての記事をご覧頂ければ幸いです。

この一定のタイミングで復習した方がいいということは様々なところで紹介されている方法だと思います。ただ、そこらで紹介されている方法、タイミングは複雑すぎます。「2回目はテストで~」「1カ月後には~」など本当に多様な方法が紹介されていますが、何回も反復する以上ルールは簡単な方が良いに決まってます。小難しいルールで勉強すると、必ずどこかで綻びが生じ、それを達成できなかった時の罪悪感に捉われるという悪循環に陥ります。

ですので、+1日目と+8日目に同じ範囲を学習する。これだけのルールでいいのです。

+α 見る?書く?読む?聞く?

単語を効率よく覚えるにはCDを聞け。音読をしろ。とにかく書きまくれ。など色々な説が飛び交ってますが、果たしてどれが最も効率的に暗記することができるのでしょうか。

結論から申し上げますと、「どれでもいい」です。

人それぞれ覚えやすいやり方、覚えにくいやり方があると思うので、自分に合ったやり方を選べばそれでいいのです。それにも関わらず、やれCDを聞けだ、やれ音読をしろだ、色々と押し付けてきます。たまたまその人はそれが合っていただけで、万人に合うとは限りません。自分がどのやり方が覚えやすいのか、全部試してみればいいのです。

ちなみに私は、見る派でした。見て覚えるのが自分にとって最も効率が良く、覚えやすいからです。ただ、どうしても覚えられない単語、書けないと困る重要単語に関しては書いて覚えてました。CDを使ったり、音読してみたりしましたが、どうも合いませんでした。

どのやり方を選んでも、反復するしかないので、英単語を覚えようとしている人はとりあえず全部の方法を試してみて、自分が覚えやすいやり方を選ぶようにしましょう。

 最後に

英単語の勉強法を紹介しました。基本的には3つのルールを守ればOKで、これ以上意識してしまうと進捗の管理などが煩雑になってしまうので気を付けてください。

次は、受験生のレベル別の英単語の学習法を書いていこうと思います。